ゼラニウムの仲間たち

ぺラルゴニウム・ゾナレ・グループ
・・・俗にゼラニウムと呼ぶもの
花ゼラニウム
変わり葉ゼラニウム
星咲きゼラニウム
ぺラルゴニウム・ペルタツム・グループ ・・・アイビーゼラニウムと呼ぶもの
ぺラルゴニウム・グランディフロルム・グループ・・・ぺラルゴニウムと呼ぶもの
ハーブゼラニウム・・・香料用ゼラニウム(茎や葉に芳香精油分を含んでいる)
その他・・・上記のいずれにも属さないもの パンジーゼラニウムなど

それぞれの違い



ゼラ二ウムは四季咲き
ゼラニウムは温度さえあれば1年中花をつけます
成長しながら花芽を作ることができるので、
芽が伸びるにつれて葉3枚につき、1本の花芽が伸びてきます
アイビーゼラニウムも同様です

ぺラルゴニウムは一季咲き
ぺラルゴニウムは4〜7月まで咲き続け、夏から冬の間は花が見られません
冬の間の低温で花芽のもとができます
開花期間中は葉1枚につき1本の花茎が伸びてきます

■■■栽培のポイント■■■

●鉢 加湿を嫌うため、素焼き鉢が適している
水はけの良い土を用いれば、プラスチックの鉢でもかまいません
●用土 酸性の強い土を嫌うため、弱酸性の赤玉土を使うのが良い
赤玉土7腐葉土3、または赤玉土6腐葉土3に
水はけをよくするためにバーミキュライト1などを混ぜる
●置き場 充分な日光を必要とするため、半日以上日が当たるところが理想
アイビーゼラとセンテッドゼラは、真夏の暑さが苦手なので、
真夏の直射日光は避ける
●冬越し 温暖地では戸外越冬が可能ですが、
凍結の恐れのある地域では、室内に入れて管理
●水やリ 加湿を嫌うので、春から秋は、鉢土の表面が乾き始めたら充分に与える
冬越し中は、鉢土の表面全体が乾いてから与えるのが目安
●肥料 花つきをよくするには、リン酸分の多い肥料を施すようにする
真夏と冬はあまり成長しないので、置き肥か液体肥料のどちらかだけに

管理と作業

10 11 12
植え替え
整枝・剪定
挿し木

毎日の手入れ
咲き終わった花は、花茎の元を持って折り取る
一部が枯れた葉があったら茎の元を持って、こまめに取り除く
伸びすぎを防止するには、茎の先端の芽を摘む
茎が長くなってしまったら、適度な長さに切り戻す
大きく育ちすぎたら、半分ずつ切り戻す

整枝・剪定
小さな芽を1〜2個残して、枝を下部から切る
新芽がまったく出ていない場合には、
枝に葉を2〜3枚残して切り詰める

挿し木

挿す深さは、下1節が埋まり、挿し穂が倒れない程度に浅く挿す
挿し穂を作るときに節のすぐ上で切りなおしたり、あまり深く挿すと、
発根までに挿し穂が切り口から腐りやすくなる

2〜3週間くらいで発根する
この間は日が当たらない場所に置き、乾かさないようにする
プラ鉢の場合は鉢皿に水を張って、
根が出そろうまでは下から水を吸わせる方法が便利

ゼラニウム雑学

変わり葉いろいろ: 輪紋葉・中斑葉・五色葉・覆輪葉・黒葉・黄葉・絞り葉

実生系とは:種から育てる系統で、種まき後100日前後で咲いてくるもの
ほとんどがF1(1代交配種)なので、できた種をまいても同じ花は咲きません
栄養系とは:種からではなく、挿し木で増やす系統です
実生系に比べて花房が大きくソフトボール大のボリュームがあります
バイオ技術で無病化された親株から繁殖しているため、生育旺盛で大株になりやすい

かかりやすい病気

ブラックレッグ病:株元が黒く変色してくる病気
原因は土の水はけの悪さとチッ素肥料分が多すぎること

参考:「NHK 趣味の園芸」・「NHK 趣味の園芸ーよく分かる栽培12ヶ月 ぜラニューム」など


最終更新日 2009年9月25日
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